「ネットに書かれたドリカムの曲の解釈に誤りがあるので訂正して欲しい」
という中村正人さんの文章を読み、彼らがミリオンセラーを連発していた頃を知る者として悲しくなりました。
中村さんの言う「ネット記事」とは、恐らくこちらです。
記事の中で不倫がテーマの曲の一例としてドリカムの曲が出ているだけなのに、ここまで反論するとは。
歌であれ本であれ映画であれ、あらゆる作品は世に出た時点でどのような解釈を受けても仕方のないものではないでしょうか。
「この作品の意味はこういうものであって、あなたの解釈は間違っている。」などと言うのは、作り手の思い上がりというものです。他のアーティストでこのような反論をされている方を、私は知りません。
「わかりやすい歌詞が出来てしまったら消して、敢えて色々な解釈が出来るようなものにしている。」
というようなことを話されていました。私はそういう歌のほうが好きです。
最近のドリカムは売上が落ちているとのことなので、その焦りが出てしまったのかも知れません。
ファンに「CDを買ってくれ」と泣き落としまでするとは。「貧すりゃ鈍する」とはよく言ったものです。私の青春時代の音楽業界はとにかくドリカムがバカ売れしていたので、こんな時代が来るとは思いもしませんでした。
中村さんはベーシストとしても素晴らしいですし、楽曲作成は非常に緻密なので尊敬していました。
ネットの記事などに振り回されず、また良い楽曲を作って頂きたいものです。